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月別アーカイブ: 2015年11月

ジェネリック医薬品 つくば工場見学 

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11/15(日) 足立区ジェネリックワーキンググループ委員会で、日本ジェネリック株式会社様 つくば工場を見学させて頂きました。

まず、ジェネリック医薬品とは従来から販売されている医薬品(先発医薬品)の特許が切れた医薬品を他の製薬会社が製造する医薬品の事で、後発医薬品とも呼ばれています。

当然、従来できている医薬品と同じ成分のものですので製造・開発コストを大幅に減少させることができ、日本との保険制度の違いはありますが、海外ではずいぶんと普及しています。 ジェネリック医薬品を使用すれば国の医療費の削減に大きく寄与することができるのです。  (詳細は8月のブログをご覧ください。)

そこで、足立区ジェネリックワーキンググループ委員会では、ジェネリック医薬品の普及活動の一環といたしまして、足立区区民部保険事業推進と共に、実際の製造している工場を視察してみようというわけで 日本ジェネリック株式会社 つくば工場に行ったのです。

 

TX(つくばエクスプレス)に北千住駅より乗ってつくば駅に。 つくばに来るのは、つくば科学万博に行った以来実に30年ぶりです!(コスモ星丸、懐かしい)

つくばエクスプレス、かっこいいですね。

つくばエクスプレス、かっこいいですね。

 

つくば駅から社員様用のバスをお借りして約20分。 工場に到着です

バスでの移動車内で今日1日の説明をうけています。

バスでの移動車内で今日1日の説明をうけています。

 

つくば駅から工場までの専用バスに乗って到着!

つくば駅から工場までの専用バスに乗って到着!

 

最初に、工場長様より工場の概略説明をしていただきました。  敷地面積7万k㎡の広大な面積。 2010、2015年より日本ジェネリックとして稼働している2つの大きく、きれいな棟。

 

工場の正面玄関です。

工場の正面玄関です。

 

まず、工場内の見学にクリーンエリア更衣(全身を無塵服、マスク、帽子、靴)に着替え、十分に殺菌・消毒してから製造エリアに入ります。

 

入室前のクリーンエリア更衣、殺菌・消毒

入室前のクリーンエリア更衣、殺菌・消毒

 

製造工程ごとに、造粒、混合、打錠、コーティング、錠剤検査と部屋がそれぞれ分かれており、GMP(医薬品の製造管理及び品質管理の基準)に則って、ソフト・ハードの両面からジェネリック医薬品の需要拡大に対応するための最新の生産ラインが構築され徹底的な効率化・オートメーション化されていました。

 

製造工程を順に説明を受けていってます。

製造工程を順に説明を受けていってます。

 

エチゾラム錠の湿式造粒室の工程を聞いています。

エチゾラム錠の湿式造粒室の工程を聞いています。

 

お昼ごはん、かなりのボリュームでした!

お昼ごはん、かなりのボリュームでした!

 

お昼休憩をはさみ、午後からはジェネリック医薬品の承認申請から販売までの流れの講義を受けました。優れた医薬品をもっと広く、もっと身近に。少子高齢化問題、医療の財政負担に関心が高まるなか、有効性、安全性が確保されているのはもちろん、経済性に優れたジェネリック医薬品の普及が多くの患者様の安心につながることを痛感しました。

 

錠剤がPTPシートに詰められ100錠にまとめられてきました。

錠剤がPTPシートに詰められ100錠にまとめられてきました。

 

この薬局業界にいて、今回はじめて製薬会社の工場を拝見させて頂きましたが、最後に工場長がポリシ-として、品質、安定供給、そして先発医薬品と同じ剤型に、とおっしゃっていたのがとても印象的でした。

足立区 総合防災訓練医療救護 活動訓練

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小雨の降る日曜の朝8時30分。

足立区一ツ家にある社会医療法人社団慈生会 等潤病院にて、平成27年度 足立区総合防災訓練医療救護活動訓練に参加してきました。この訓練の趣旨は、大きな災害、震災などの非常時に医療機関として対応ができるかの訓練を医師、看護師、柔道整復師、薬剤師、医療事務、患者さん役が年一回、病院に集まり行います。今回は、トータル200名くらいの方々が参加しました。  私はこの訓練は初参加でいったいどの様に行うのかよく分からないままの参加でした。

医療対策本部

医療対策本部

 

災害時の救護活動の大きな流れは、まずトリアージを行います。トリアージとは災害時に病院に搬送された負傷者を状態別に4つ(黒、赤、黄、緑)に分類します。黒色が一番の重傷で、重症者エリア(赤色)、中等症者エリア(黄色)、軽症者エリア(緑色)で分けて、今回足立区薬剤師会では軽症者の患者さんを対象にして医師が診察をし、処方された薬を調剤する訓練でした。

軽症者(緑)本番さながら訓練中です

軽症者(緑)本番さながら訓練中です

 

参加した薬剤師は15名で、二つのグループに分かれて交代で訓練をしました。 怪我の特殊メークをされた患者さん役のが、本番さながらにどんどん搬送されてきます。  医師が4名いらしたので、次々に診察をされていきコメディカルがサポートをしていきます。

ドクターを中心として、もっとこうした方がいいのでは、とミーティング中

ドクターを中心として、もっとこうした方がいいのでは、とミーティング中

 

怪我の方はもちろん、高血圧・糖尿・高脂血症の様に慢性疾患を持って毎日お薬を服用されている方、風邪やインフルエンザにかかっている方、透析をされている方、ドラッグストアーなどでお薬を飲んでる方など、様々なケースが想定されます。また、今服用しているお薬のわかる「お薬手帳」を持っている方や、妊婦さん高齢者、乳幼児など実際の災害時は何が起こるのかわかりません。

担架で運ばれてきた患者さんも

担架で運ばれてきた患者さんも

通常の薬局業務とは全然違う活動ですし、大きな災害が本当にない事を心底祈るばかりではありますが、一医療人、薬剤師として微力ながら出来ることは準備・訓練はしていきたいものですね。

 

TVカメラも撮影に入っていました

TVカメラも撮影に入っていました

 

 

 

訓練後、日比谷公会堂に行って研修会を受けてきました。

日比谷公会堂 入口

日比谷公会堂 入口

 

帰りに、近くの日比谷公園で戦隊物のヒーローショーがやっていました。

 

ヒーローショー 災害時にも活躍してもらいたいものです。

ヒーローショー 災害時にも活躍してもらいたいものです。

ノルディック・ウォーク体験講座 

皆さん、ノルディック・ウォークご存知ですか?

最近、街中でも時々見かける、両手にスティック(ポール)を持って歩行運動を補助し、運動効果を高めるエクササイズの一種のことです。今回、足立区薬剤師会では11/7(土) 足立区立千寿本町小学校さんの体育館をお借りして、区民ための健康講座「ノルディック・ウォーク体験講座  ~歩幅を広げて楽しく健康ウォーキング~」  と題して、足立区民の方約20名と足立区薬剤師会の先生10名弱で行いました。私自身も、街中でやっている人を時々見かけたことはありますが、初めての体験で楽しみにしていました。

まず、全日本ノルディック・ウォーク連盟東日本ブロック技術委員の田村先生より、お話し頂きました。ノルディック・ウォークは、北欧フィンランドが発祥の地。もとは、クロスカントリー競技選手が、夏季の体力強化として陸上トレーニングに導入したのが始まりです。フィンランド、ドイツ、オーストリアなどヨーロッパを中心に普及している人気のスポーツ。専用のポールを使うことで、一般の歩行運動とは異なり上半身の筋肉がより活動的に歩け、エネルギー消費量が上がり、足首・膝・腰への負担が軽減されます。

「皆さん、健康っなんですか?」 この問いかけ、深いですね。 

「皆さん、健康っなんですか?」 この問いかけ、深いですね。

そして、最大の利点は年齢性別を問わず気軽に楽しめること!  元気な方はもちろん、足腰に故障を抱えてる方、循環器系の疾病のリハビリにも適しています。

お話が終わったら早速実践です。 ポールの長さを身長から合わせて準備完了!列を作って直線をウォーキングします。 目線、背筋、腕の振り、歩幅、足の下ろし方などなどいろいろと注意点はあり意識しながら何回か往復しました。特別な技術がいるわけではないのでとっつきやすいですが、頭で考えながらではなく体で覚えて歩き続けるのはやはり練習しないと思いました。そして、毎日少しでもやり続けることが大切なんですよね・・・。ウォーキングの後には、ポールを使ったゲームを全員でやりました。 これもとても楽しかったですよ!  実際にやっていたのであまり写真は撮れませんでしたが・・・。

体験講座が終わったら、先生お二人をお招きして懇親会に。  開始時刻はかなり早めの16時半スタート。北千住のお魚のおいしいお店に行って楽しいひと時を過ごしました。

小学校の体育館を借りて行いました。これから開始です。

小学校の体育館を借りて行いました。これから開始です。

先生のお話に熱心に耳を傾ける皆さん。

先生のお話に熱心に耳を傾ける皆さん。

みんなで大きな輪をつくって準備体操。

みんなで大きな輪をつくって準備体操。